タイプライタ−を使用上での基本知識

ここでは、電子(古くは電動)・手動に共通した英文タイプライタ−を使用上での基本的な用語とその働きをご説明します。
この基本用語とその働きを知っていると電子・手動を問わず、機種が変わってもタイプライタ−が扱いやすくなります。
基本用語
キャリッジ 手動式では、用紙が巻き付けられて左右に動く部分をキャリッジといいます。
電子式では、印字のときに左右に動くユニットの部分をキャリッジといいます。
シフト・キ− アルファベットの大文字や、キ−トップの上段に配置されている各種記号をタイプするときに使用するものでキ−ボ−ドの左右端に付いています。
シフト・ロック・キ−:大文字やキ−トップ上段に配置されている各種記号を連続して打つときに使います。かけたロックはシフト・キ−によって解除できます。
マ−ジン 用紙に対しての余白のことをマ−ジンといいます。左右それぞれを設定します。
マ−ジン・リリ−ス・キ−:セットされたマ−ジンを一時的にはずすキ−で設定されたマ−ジンの範囲外に印字したい場合や、マ−ジン設定の変更のときに使用します。
リタ−ン 主に行送り(改行)を行うときに使用します。
電子式では各種機能設定を行う前や、「確定」するときにも使用します。
スペ−ス・バ− キャリッジを1文字分ずつ右に移動させることができ、このキ−で単語間にスペ−スをあけます。
バックスペ−ス・キ− キャリッジを1文字分ずつ左に移動(戻す)させることができます。
ほとんどのタイプライタ−に1文字の半分戻るハ−フ・バックスペ−スという機能もあります。
ラインスペ−ス
(ラインフィ−ド)
行間の設定を意味し、1度の改行で複数行分行送りをすることができます。
設定は半行ずつアップさせることができます。
タブセット/タブクリア タブセットとは、作表のときなど、一定の位置にキャリッジを止めるようにするものです。
任意位置にキャリッジを止めタブセット・キ−またはレバ−を押してセット、セットしてある箇所でタブクリア・キ−またはレバ−を押して解除できます。
タブレタ−・キ−
(タブジャンプ・キ−)
タブセットした場所までキャリッジを移動させる機能です。
電子式タイプライタ−ではタブジャンプ・キ−とよばれます。
プラテン 用紙を巻き取る黒いゴムの部分をプラテンとよびます。
オフィス用と個人用のタイプライタ−を比較した場合オフィス用の方が太く、活字のあたる面積が広いのでより安定した印字になります。
プラテン・ノブ プラテンに直結しており、給排紙する際や、行送りに使います。
現在の電子式のタイプライタ−では、ノブを排除し、キ−でプラテンを操作する形式になっている製品もあります。

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